おっす!Macを買って1年が経った村上です。
いやぁ、1年も経ってから気づくことがいっぱいあるのがMacで、使っててなかなか飽きがこないですよね。で、Macがなんでこんなデザインなのかって、なんだか感覚でわかってきますよ。
例えるのならば、日本刀の美しさっていうんですかね?シンプルながら洗練されていて、使い方次第で一生を費やしても使い続けられる機能性がある感じですね。
そんなMacを使っている私ですけれども、このMacを14歳の頃にバラバラにして仕組みを知り、PCを改造して販売したことで4年後には6億円も稼いだトンデモナイ奴がいたのをご存知でしょうか?
今現在では数百億ドル規模の会社にまで成長していますが、今回はそんな会社を一代で作り上げた男のサクセスストーーリーについてお話ししていきます。
デル創業者マイケル・デル
『成功を収めるのには天才でなくても、先見の明がなくても大学を出てなくてもいい。必要なのは枠組みと夢だけだ』
こう語るのは19歳で起業してデルコンピュータを世に生み出し、史上最年少の24歳でNASDAQ株式公開&フォーブス500に名前を残した伝説的な才能の持ち主、マイケル・デルです。
今回はどのようにしてこの若き天才が、世界の5本の指に入るコンピュータ会社を作り上げたかを見ていきましょう。
DELL創業者マイケル・デルのサクセスストーリー
1976年、テキサス州ヒューストンにて中華料理店で皿洗いをしている内気な12歳の少年がいました。
彼の名はマイケル・デル。
後に巨大な世界有数のコンピュータ会社を作り上げる男です。
1965年2月23日にデルは歯科矯正医の父親と、株式ブローカーの母親の裕福な家庭に生まれたのですが、小さい頃から母親の影響で自分もビジネスをやってみたいという気持ちを持っていました。
デルがなぜ皿あらいをしているのかというと、切手を集めるお金を貯めていたのです。
しかし、デルは趣味で切手を集めていたのではありません。
貯めたお金で切手を買ったデルは、カタログ形式にするとそれを雑誌の広告に載せて2000ドルほど稼いだのです。
しかもデルの好奇心はビジネスだけではなく、電子機器や新しいガジェットにも注がれていました。
中学校の年齢の14歳でアップルコンピュータを自分で買って、それがどうやって動いているのかを知るために分解したり、組み立てたりしていたのです。
さらに高校に入ってた頃には、新聞配達の仕事をするのですが、その際に新婚夫婦の家をチェックしておいてターゲットを絞ると、そこに無料購読のオファーをかけて新聞を買ってもらい、自分の学校の先生の年収よりも高額な1万8000ドルほどの金額を稼ぎ出していたと言います。
高校も終わり、テキサス大学に進むと今度はIBMの卸業者を見つけてそこから部品を安く買うと、それを組み立てたり、パソコンをアップグレードさせて大学の中で通常の10%から15%安くして販売をしていたのです。
トントンで稼いだデルは車を運転できる年齢になる前にBMWを買ったり、コンピュータを購入していたのですが、その反面、両親はデルに医学の道を志して欲しいと話していました。
デルは育ててくれた両親にビジネスは抑えて、勉強に専念するとだけ伝えてはいたのですがその約束を破ってまでビジネスを続けることにします。
その時の所持金は約1000ドル(10万円)ほどでしたが、デルは大学のキャンパス、そして学校外とお客さんを増やしていき、月に8万ドルもの売り上げをあげるまでになっていたのです。
↑19歳のデル
そこまで売り上げをあげていたら大学にいる理由はもうなく、19歳で退学届けを出すと1日中ビジネスに集中できる状態を作ったのです。
PC’s Limitedという会社を立ち上げたデルは、今も続いているパソコン業界初の電話で直受注をする方針をとりました。お客さんはデルの無料電話に電話して、そこから要望を受けたデルはパソコンを送ります。
こうすることでカスタマーサポートが良くなることに加え、要望を受けてから部品を買い、完成したら発送するので在庫もほとんど要らなくなったのです。
起業を始めた初年度にして6億円ほどの売り上げを立てることに成功します。
こうして脅威のスピードでビジネスを展開したデルはやがて、24歳でNASDAQに株式公開をすると1987年に会社名をDELLとして、翌年には世界で一番のパソコンメーカーにまで上り詰めたのでした。

USE THIS PHOTO A1 ‘THEN AND NOW’ — 4/21/87 Larry Kolvoord AMERICAN-STATESMAN…. Michael Dell (then) of PC’s Limited. (The ‘ in PC’s may be a typo, but that is what is in the caption.) ORG XMIT:
その後、フォーチューン500の起業にも選ばれその総資産は2兆円を越えてきており世界の資産家トップ5にも入るまでにもなったのです。
しかしビリオネアとなったデルですが、2004年に最高経営責任者を辞任することになります。
そしてこれを機にDELLの収益は急激に悪化します。
ライバルのコンピュータが売り上げを上げることに加え、他がデルの直販モデルを真似してきました。さらにはDELLはきちんと構築されてないコンピュータを販売したことで、3000万円もかけてそれらを回収しなければならない事件をおこしてしまったのです。
その結果、一時は最高責任者を辞任したデルが舞い戻ってきました。
デルは2013年に244億ドルで株式を買い戻すと、11月までに非公開化を完成させてしまいます。さらには2015年にテクノロジー業界最高額の約8兆400億円でストレージ大手のEMCを買収して追撃を狙うのです。
ピンチに陥ったデルはこう語っています。
『デル・コンピュータはワクワクするような新しいページを開けることになるよ。』
トントン拍子で億万長者の道を駆け上ったデルでしたが、そこにたどり着くまでに少年時代からバイトをしたり、母から教わったりと好奇心と向上心があってのものでした。
そして危機に直面した現在でも、それを『ワクワクする』と前向きな発言をしており、そこから多くのことを学ぶことができそうです。
どんな天才でも上手くいくときもいかないときもありますが、それをどう捉えるかで人として成長する度合いが変わってくるのではないでしょうか。
個人にとっても組織にとっても、向上や改善に決して終わりはない。
これこそが当社の勝利の文化である。
-Michael Dell
それでは最後まで読んでいただきありがとうございます!
【参考記事】
http://systemincome.com/tag/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B1%E3%83%AB-%E3%83%87%E3%83%AB
http://money-academy.jp/success/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%AB
http://www.achievement.org/autodoc/page/del0bio-1
http://www.achievement.org/autodoc/page/del0bio-1
【写真引用元】
http://www.billionairebio.com/how-michael-dell-become-a-billionaire/
http://www.notablebiographies.com/news/Ca-Ge/Dell-Michael.html
http://www.businessinsider.com.au/life-of-michael-dell-2014-7#michael-dell-was-born-on-february-23-1965-in-houston-texas-he-was-fascinated-with-gadgets-from-a-young-age–when-he-was-15-he-bought-one-of-the-first-apple-computers-and-disassembled-it-to-see-if-he-could-put-it-back-together-1
http://www.achievement.org/autodoc/page/del0bio-1