夢へのキャリア

常識を無視しろ!MTV創設者ボブ・ピットマン

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イヤホンの先端を耳の穴に突っ込み、ジャカジャカ音を立てながら歩き回る人たち。

その少し前までは音楽といえばラジオから流れたり、CDを使ってスピーカーから流れてくることが一般的でした。

しかし、この音楽を聴くものという常識から、見るものに変えた人物がいることをご存知でしょうか?

今では当たり前になっているミュージックビデオやプロモーションビデオと呼ばれるものをこの世の中に普及させたのです。

今回は音楽業界の常識を一転させてしまった、ロバート・ピットマンのストーリーについて見ていきたいと思います。

 

MTV共同創始者ロバート・ピットマン

1953年12月28日、ミシシッピ州のジャクソンでメソジスト派の牧師の息子としてロバート・ピットマンは生まれました。

すくすくと育ったピットマンは、小さい頃から飛行機が好きで、航空の授業を受けたいと思い15歳になると授業料を払うためにラジオ局で学校に行きながら働こうと決めます。

そして向かったのはラジオ局でした。

そこでラジオ局のオーナーが『君の成績はいいのかい?』と尋ねたので、イエスと答えるとすぐに採用されました。

こうして高校にいる間もラジオ局のDJとして働いて、21歳になる頃にはいくつものラジオ、プログラムを経験してアメリカ一の高給をとるラジオの編成担当者になっていました。

そこでシカゴやピッツバーグなど様々な場所に呼ばれながら転々として、ついにはアメリカの大手テレビ局NBCの運営するラジオ局WNBC-AMに移ることになります。

彼はWNBC-AMがあるニューヨークへと移ったので大学に行くことはできませんでした。

しかし、ここでピットマンはNBCの局長からTVショーの担当をさせてもらったり、様々なことを彼から学びました。

そして1978年、NBCでミュージックビデオを放送してピットマンはその担当をしました。

そこでピットマンはミュージックビデオの可能性について考え始めて、1980年にはケーブルテレビ向けの音楽専門チャンネルの将来性について調査を始めました。

 

しかし、周りからは、『音楽は聴くものであって、そこに映像をつけても見る人はいないよ』といった意見が多数を占めていて、誰も音楽専門のチャンネルが成功するとは思っていませんでした。

そんな中、そこに可能性を見出したワーナー・アメックス・サテライト・エンターテインメント社がピットマンたちに支援をしてくれたのです。

そしてついに1981年8月1日、デイヴィッド・ホロウィッツ、ジョン・スカイズ、ジョン・ラックと共にMTVを開局し、300のケーブルテレビ局から放送を始めたのです。

最初にMTVと契約してくれるために『私のMTVが見たい』という売り文句をつけました。

これは例えば、視聴者に対して『私もMTVが見たい』という電話をケーブル会社に電話しようとミック・ジャガーやデヴィッド・ボウイに言わせる方法でした。

そして、ド派手なロゴに他とは違う印象を与えるブランドを構築しながら、若者をターゲットにしてコンテンツ自体を充実させたのです。

これによってMTVを放送するテレビ局は1775にまで増加しました。

12歳から34歳の10億人の若者をターゲットにして、レコード会社を説得して放送する音楽にお金を出させて、企業からの広告料と視聴者からの加入料で利益も拡大していきました。

その個性的なテーマに若者は熱狂して、企業はアーティストを売り出すためにMTVに出してくれと懇願して、実際に多くのアーティストがMTVから売れていきました。

そしてピットマン自身、番組編成ディレクターからCEOへと昇格し、VH1やニコデロン、ニック@ナイト、コートTVといったチャンネルを立ち上げていったのです。

しかし、株式公募を主導していたピットマンですが、1987年、マネジメント・バイアウトに失敗してしまい、MTVを去ることになったのです。

自分で立ち上げたビジネスを去ったピットマンでしたが、その後は元タイム・ワーナーCEOでもあるスティーブ・ロスに色々と助けてもらいました。

そしてその間に不動産会社のやタイム・ワーナーの傘下のAOLというメディア会社の経営者にもなりました。40歳近くになって、好きだったパイロットの資格を取ると、自分が投資しているパイロットグループの経営に専念するためにAOLを辞めます。

MTV時代がピットマンに与えた傷は大きなもので、ピットマン自身、MTV時代については多くを語りませんでした。

しかし彼が立ち上げたMTVは現在、170もの国に広がり今でもなお多くの視聴者にミュージックビデオを配信し続けているのです。

そして2011年には年間6000億円もの売り上げを上げるiHeartというオンラインラジオ放送局の経営者として再び返り咲いたのです。

かつては誰一人として、音楽映像を流すだけのチャンネルは流行らないと口を揃えてピットムルに反対しました。

しかし、彼は自分のアイデアを貫き通したことによって思い描いていた世界を実現することを可能にしたのです。

もし、あなたが見ている常識に疑問を感じたのであれば、その常識はすでにあなたが買えることができるものなのかもしれません。

 

今までで受けたアドバイスでベストだったのは「昔からある常識を無視すること」

-Robert W Pittman

 

【参考記事】

https://en.wikipedia.org/wiki/Robert_Pittman_(media_executive)

http://www.bloomberg.com/news/articles/2014-07-24/clear-channel-ceo-robert-pittmans-career-path

http://www.bloomberg.com/news/articles/2014-07-24/clear-channel-ceo-robert-pittmans-career-path

 

【参考書籍】

 

【写真引用元】

 

https://en.wikipedia.org/wiki/Robert_Pittman_(media_executive)

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